社員インタビュー経営陣・社員紹介
Chief Engineer
開 航平
東京大学大学院 工学系研究科
TMI(技術経営戦略学専攻)松尾研究室 修了
2023年Ollo入社。
現在チーフエンジニアとして、主にOlloFactoryの
バックエンド開発や導入サポートなどの業務を担当
現場の課題に真正面から向き合い、プロダクトとともに進化し続けていきたい
― まずは、これまでの経歴について教えてください。
東京大学工学部の学部4年時に松尾研究室に所属しました。工学的な理論に加え、社会実装に強く結びついた研究スタイルに魅力を感じ、同研究室を志望しました。配属前には、研究室所属の先輩方から話を聞く機会が多く、研究内容や雰囲気を深く理解した上で選択しました。
研究テーマは「テニスの試合動画を対象とした動画認識」で、映像から選手の動きや試合展開を自動で解析するAI技術の開発に取り組みました。この研究成果は、未踏プロジェクトや国内の学会(人工知能研究会)での発表を行うなど、学外での発信にも積極的に取り組みました。
ー次に、Olloに入社した理由を教えてください
大学3年生の春、東京大学・松尾研究室での共同研究プロジェクトへの参加が、Olloとの最初の接点でした。プログラミングの実務経験とディープラーニングの基礎を身につけたいという思いから応募し、そのプロジェクトをマネジメントしていたのが、現CEOの川合でした。実装がとにかく早くて、圧倒的に優秀な人だなぁと感じていたことを覚えています。
このプロジェクトを通じて、現在の同僚であるエンジニアたちとも出会い、終了後に川合からの誘いでOlloのインターンとしてジョインしました。大学院進学後もインターンとして開発業務に携わり続け、自然な流れで2023年4月に正社員として入社しました。
就職活動では他社の選考を受けたものの本格的には動きませんでした。というのも、松尾研究室には卒業後に起業やスタートアップに進むという文化が根付いており、「Olloの正社員になる!」という選択に迷いはありませんでした。
入社後は「2ヶ月でプロダクトを作り切る!」を合言葉に、急ピッチでプロダクト開発に取り組む日々でした。初期に開発したプロダクトは、現在のOlloFactoryの原型となるものでしたが、結果として1社にしか使ってもらえず、思うような成果には至りませんでした。
その経験を踏まえてチームで議論を重ね、プロダクトを大幅に見直しました。エンジニア全員で再構築した新しいOlloFactoryは、2023年夏、カンボジアの工場で初めて本格運用されました。現地で働く人々の声を聞き、改良を重ね、同年10月には「これは売れる」と確信できる手応えを得ました。
その後契約が決まり、プロダクトとしても大きく成長。1年のうちに大型契約にもつながり、組織や顧客、事業環境すべてが大きく変化する、非常にエキサイティングな1年を過ごしました。自分自身もどんどん主体的に動けるようになってきて、エンジニアとしての成長も実感しています。
今後も、現場の課題に真正面から向き合い、プロダクトとともに進化し続けていきたいと思っています。
ー現在担当している業務を教えてください
現在は、機械学習・深層学習系のバックエンド開発を中心に担当しています。特に、LLM(大規模言語モデル)まわりの開発に力を入れており、手を動かしながらチーム全体の開発が円滑に進むよう、スクラムマスター的な役割も担っています。
開発だけでなく、顧客との接点も多く持っています。導入先となる工場での現地設置サポートや動作確認、顧客企業との定期的なサポートミーティングも担当しており、プロダクトが「実際に使われる現場」を深く理解しながら開発を進めることができています。
そのほかにも、QAサイトのリリース・運用、新入社員のアカウント設定、採用面接などにも関わっており、エンジニアリングにとどまらない幅広い業務に携わっています。Olloは「一人ひとりが自走できる」組織であるため、マネジメントにかかるコストは最小限。だからこそ、個々が高い裁量を持って動くことができます。
新しい顧客との契約が決まったときは、大きな達成感があります。また、工場にプロダクトを設置し、現場のユーザーから直接フィードバックをもらえる機会は、自分たちの仕事がリアルに社会に貢献していることを実感できる瞬間です。そうした現場の声が、何よりのモチベーションになっています。
ー最後にOlloの社風や特徴を教えてください
Olloの魅力は、一言で言えば「集中と余白のバランスが絶妙な会社」。どのメンバーも、自分の業務には圧倒的な集中力で取り組む一方で、チーム内での雑談やちょっとした息抜きの時間も大切にしており、メリハリのある働き方が自然と根付いています。
働き方の自由度も高く、成果を出していれば、働く時間やスタイルは比較的フレキシブル。コアタイムの13:00〜18:00は原則出社ですが、これは単なるルールではなく、リアルな場でしか伝わらないニュアンスやコミュニケーションを重視する文化の表れだと思っています。チームの一体感を高め、意思決定や連携をスムーズにすることに大きく貢献しています。
さらに、Olloの大きな特徴のひとつが、エンジニア自身が現場に出向き、工場での設置や顧客対応にも関わることができる点です。実際のユーザーの声や要望を直接聞ける機会が多く、日々の開発にリアルな気づきや改善のヒントが持ち込まれます。小さな声を素早く拾い、プロダクトに即反映できるスピード感は、スタートアップならではの強みです。
また、月曜と金曜には会社負担での食事提供もあり、自然と生まれるオフタイムのコミュニケーションも、チームの結束力を高める大切な要素のひとつになっています。
集中・自由・現場主義・チーム感。これらがOlloを形作るキーワードだと考えています。